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プラスチック分別収集1日から 京都市 状況は最低ランク

プラスチック分別収集1日から 京都市 状況は最低ランク
9月30日14時49分配信 京都新聞

 京都市全域で10月1日から、プラスチック容器包装の分別収集がスタートする。昨年10月に実施した家庭ごみ袋有料化に続くごみ減量対策だが、すでにモデル実施している1割の世帯では分別率は3割にとどまっており、十分な成果が上がっていない。プラ容器に生ごみが付着するなど汚れが目立ち、分別状況は最低ランクに評価されている。分別エリアを市全域に拡大すると、啓発強化と市民の分別意識の向上が何より急務となる。 京都市ではリサイクルの推進で可燃ごみの減量を図る方針を決め、2010年度までに03年度に比べ20%削減を目標にしている。昨年10月に家庭ごみ袋有料化に踏み切ったほか、プラ容器包装の分別収集では年間2万トン(約5%)の減量を見込んでいる。 このため、2000年度にモデル実施を始め、04年10月から市内全世帯の1割に当たる全区の7万2000世帯で、食品トレーやレジ袋、ラーメン袋、洗剤ボトルなどのプラ容器包装の分別収集をしている。ところが、昨年度に状況を調査したところ、3割しか分別できておらず、7割は可燃ごみに出されていた。 ■カッターも混入 また、分別に際し、汚れたプラ容器包装は洗浄するなど協力を求めているが、集めたプラ容器包装を分別している第三セクター「京都環境保全公社」によると、入れてはならない生ごみが混じっていたり、カッターなど刃物が見つかることもあるという。 公社では4人の作業員が細かく分別しているが、「悪臭を放ち、刃物でけがをする時もある。分別が徹底されていない」とマナーの悪さを指摘している。 プラ容器包装は公社の施設で分別後、財団法人「日本容器包装リサイクル協会」(東京都)を通してリサイクル業者へと渡る。協会は年に1度、分別されたプラ容器包装をA、B、Dの3段階で品質評価をしているが、京都市は昨年度に続き本年度もD評価だった。 D評価が続くと協会が引き取りを断るケースがあり、実際、旧山城町(現木津川市)は本年度の引き取りを拒否され、現在もプラ容器包装はリサイクルされずに倉庫に山積みのまま。担当者は「まさか拒否されるとは。厳しい処分です」と困り果てている。 京都市幹部は、モデル地域で実施している分別収集が思うように進まず、しかも、ごみを出す際のマナーも徹底されていないことから「木津川市のケースは対岸の火事ではない。いつ引き取りを拒否されてもおかしくない」という。 ■市民の意識が鍵 来年4月には改正容器包装リサイクル法が施行され、現在、引き取り量に応じて一律となっている自治体の負担金も評価ランクで差が出るようになる。「意識の高い地域と低い地域で差をつける」(同協会)ことが目的だが、評価が低ければ負担金に跳ね返ってくる。現在、市の負担金は年間500万円で、全域に拡大する来年度以降は5000万円に増える。評価が低ければ、さらに、負担増が予想される。 可燃ごみ、ペットボトル、瓶に加え、10月から全市域で一斉にスタートするプラ容器包装の分別収集。果たして、うまく進むのか。市は「分別や洗浄の方法を記した冊子を全戸配布し、分別の徹底を訴える」と啓発を強化していくが、市民の分別意識の向上が何より求められる。

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  1. 2007/09/30(日) 14:00:00|
  2. 京都-ゴミ問題
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